生命線は、生命力やバイタリティーなどをあらわすとても重要な線です。
さらに、健康状態や精神力だけでなく、環境の変化や事故や病気の時期なども暗示してくれるもの。
あらかじめわかってしまうと怖いなとも思いますが、知ることで病気や事故を防いで、寿命を延ばすことも可能になりますね。
今回は、生命線について見ていきたいと思います。
目次
生命線の意味
生命線は、感情線と頭脳線とともに手相の3大基本線。
さらに、運命線も加えて4大基本線とも言われます。
生命線は、親指と人差し指の中間くらいのところから、手首のほうに向かって弧を描くように伸びています。
親指の下のふくらみは金星丘といいますが、その丘に沿うように下りていますね。
生命線はその名前の通り、基本的にその人の生命力、バイタリティーや健康状態、体質・気力の状態、をあらわします。
また、生活環境の変化の訪れや、病気や事故の時期などを知らせてくれます。
では次に、生命線があらわす年齢の見方、さらに生命線の張り出し方や起点のパターン別の意味をご紹介します。
生命線の年齢の見方
※西谷式流年法より作成
こちらは西谷式流年法で、西谷泰人先生が考案されたものです。
分りやすくとても的確に年齢があらわされています。
生命線の起点は15歳から始まり、ひとさし指の付け根の幅を生命線上にとったところが21歳で、その中間が18歳です。
そこから、図のように分割していき年齢を見ることができます。
生命線の張り出し方などで微妙に違ってきますが、細かく分かれているので、判断がしやすいですね。
ちなみに、一般的には「生命線が長いと長生きする」と言われていますが、実は寿命と生命線の長短は直結していないことが多いようです。
生命線が短いからといって、あまり気にしすぎる必要はないと言えるでしょう。
生命線はその長さよりも、その年齢に起きる運気の変化を見るために活用することが大切です。
生命線の張り出しがあらわす意味
生命線の張り出し方は手のひらの中心あたり、中指からおろした線を目安に判断します。
①一般的な生命線
中心よりも内側の親指側で金星丘に沿って、弧を描くように手首に向かう生命線は、最もよく見られるパターンです。
②中心より張り出している生命線
①一般的な生命線よりも、外側に張り出しています。
生命線は、親指の下部分の金星丘と密接に関連しています。
金星丘は、体力やスタミナ・気力・情熱などをあらわします。
生命線が大きく張り出しているほど、金星丘の面積が大きくなることから、普通の人よりもエネルギッシュであることをあらわしています。
この線を持つ人は外向的なタイプ、身体が強い健康線ですが、暴飲暴食や過労など体を酷使すると、短命になることもあるので、油断しないで健康管理をしましょう。
③張り出しが少ない生命線
一般的な生命線よりも内側にあって、張り出しが少なく手首のほうに向かうパターンは金星丘の力が弱くなり、生命力が弱く、虚弱体質で無理がきかないことを意味します。
体力や気力が弱く、消極的で内向的な人が多いようです。
ウォーキングなどの適度な運動で基礎体力をつけ、食生活に注意すると金星丘に弾力がついて、生命力が強くなっていきます。
生命線の起点があらわす意味
生命線の起点、すなわち出ている位置も重要なポイントです。
①生命線の標準的な起点
人差し指の付け根と親指の付け根までの、ちょうど中間くらいの位置に生命線の起点がある人は、精神的なバランスが取れているタイプです。
人差し指の下部分は木星丘、親指の付け根の上部分は第一火星丘。
標準的な起点はちょうどその中ほどから、生命線が始まっています。
②標準的な起点より上
生命線の起点が上にある場合は、人差し指の下の木星丘から始まっています。
この手相を持つ人は体力に恵まれ、積極的で決断力のある人。
さらに、自分の夢を実現しようとする強い意思が備わっています。
③標準的な起点より下
生命線の起点が少し下にある人は、野心的で行動力のある努力家。
競争心が旺盛なリーダー気質なので、独立して社会的な地位を望むタイプです。
ここまで、生命線の基本的な意味について見てきました。
ここからは、特徴的な生命線のパターン別の意味についても見ていきましょう。
特徴的な生命線のパターン別の意味7選
1.濃い生命線
生命線が濃くはっきりしている人は、体力やスタミナがありエネルギッシュ。
おおらかで細かいことは気にしないタイプです。
病気に対する免疫力も高く、身体の丈夫なので、体力勝負の仕事に向いています。
困難な状況にあっても、気力と体力で乗り切れるでしょう。
2.薄い生命線
生命線が手のひらの感情線や頭脳線よりも薄い場合は、虚弱体質の傾向があります。
気力不足や体力不足のことが多く、根気が続かないタイプです。
また、迷いがあったり周囲から流されやすいという特徴も。
このタイプの人は、自分の体の特徴を自覚し理解していることが多いので、身体を大切にケアしながら、長生きする人も多いです。
3.二重生命線
生命線の内側に寄り添うように、もう一つの生命線を持つ相です。
ほとんどの場合は、太い生命線の内側1㎝以内のところに、正規の生命線より短い線であらわれるのが一般的なパターン。
ですが、二重生命線の中には、生命線の外側や内側に同じ濃さの線が平行してしっかりと伸びる場合があります。
このどちらの場合も、非常に生命力が強いことをあらわしています。
生命線をサポートする線があるということなので、この線を持つ人は内臓が丈夫な人や、病気に対する免疫力が強い人です。
通常の生命線よりも、生命力が2倍強いということですね。
まれに生命線が3本あるタイプの人がいますが、その場合はさらに強いと判断できます。
生命線には、生命力以外にも情熱や精神力、物事に取り組む意欲もあらわれているので、意思が強く粘り強い精神力の持ち主と言えます。
男女ともにこの線を持っている場合、前向きな頑張り屋さんタイプです。
4.キレギレの生命線
生命線がキレギレになっていると、体力が弱く疲れやすいでしょう。
生命線は体力や精神力もあらわれています。
健康第一の生活を心がけ、身体をケアしながらコントロールしていくことが大切です。
生命線が、このタイプでも親指の下の金星丘の弾力がある人は、体力がある場合もありますが、油断することなく健康管理をしましょう。
5.起点が鎖状の生命線
生命線の起点部分に支線があったり、鎖状で乱れがある場合は、子供の頃に病弱だったり、精神的なストレスを抱えていたことをあらわしています。
このタイプの生命線を持つ人は、気管支や呼吸器系統が弱いことが多いです。
体力が弱いため疲れやすく、風邪をひきやすかったり、アレルギー体質になりやすい面もあります。
6.外側に切り替わる生命線
生命線が途中で途切れて、外側に切り替わっている人は、強い生命力と強運の持ち主です。
途切れていると心配になってしまいそうですが、全然大丈夫!
外側にもう一つの生命線が伸びることで、金星丘の面積が広がり、生命力が強くなるのです。
生命力も強く長生きする手相、と言うことができます。
7.内側に切り替わる生命線
生命線が内側に切り替わる相は長生きできますが、線が切り替わるときに注意が必要です。
線の切り替わりは生命力の切り替わりを意味することから、運気ダウンを意味する場合があるためです。
線の切り替わりの時期には、心身に大きな負担をかけることは避けたほうが無難と言えるでしょう。
また、生命線が切り替わるタイプは、元々体が弱いところがあるようです。
日ごろから健康管理を心がけることが大切です。
切り替わりの時期を、流年測定法で確認し、無事に乗り越えてくださいね。
まとめ
生命線の形をタイプ別に見てきました。
いかがだったでしょうか?
健康なのが一番大事ですが、病気になりそうとか事故にあうかもというのが、前もってわかってしまうのも少し怖いかなと思ってしまいますね。
ですが手相はあくまでも、「今のままだとそうなりますよ」ということを教えてくれているのです。
それでは、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。